キチンキトサン

キチンキトサンとイカ

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キチンキトサンはイカの骨格部分に含まれています。イカ筋と呼ばれる中骨の部分が該当します。

全体の9割近くがα型で、イカのキチンキトサンはβ型と呼ばれる別のタイプとなります。

β型の特徴は、血液タンパク質の吸収量が多いこと、分解酵素による分解性が高いこと、医療用材に応用しやすいことなどです。

α型と比べてた場合、溶媒への親和性が高く、誘導体を作ることに適しています。

化学処理を行ってキチンからキトサンへと返還した後でも、化学反応性が高く、特性が失われません。

また吸湿、保湿性が高く、化粧品に応用可能という特徴を持っています。

全体としてα型より高機能多機能で、かつ生物の体に適応する生体適合性が高くなっています。

難点はα型より数が少なく、生産力に劣るという点です。

実際巷に出回っているのは多くがカニ由来のもので、キチンキトサンはイカではなくカニのイメージが強くなっています。

そしてイカの骨格部分を食べる習慣はあまりなく、加工して抽出したものから摂取するしかないという点は大いに難点として残っています。

β型はタコの軟骨部分からも見つかっていますが、こちらも同じく生産力に劣っており、抽出に手間がかかります。

生体適合性が高いことから、食用ではなく医療用としての道が拓けています。

将来的に医療用の縫合糸、人工皮膚などに応用される見通しが立っています。

特に人工皮膚としては、普通に移植すればそのまま自分の皮膚と認識し、違和感無く溶け込んでいく点が注目されています。

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